馬券の買い方

専門紙を見てみよう

専門紙には、競馬に関する多くの情報が集約されていますが、初心者は全てを読み解く必要はありません。まずは、ポイントを3つに絞って覚えてみましょう!

馬柱

川崎競馬場には「勝馬」「ケイシュウNEWS」「競馬ブック」「日刊競馬」の4紙が販売されています。各紙とも、競馬に関する多くの情報が集約されていますが、まずは、馬柱の“ここさえ押さえておけば初心者でも馬券を楽しめる”3つのポイントを解説します。

競馬のキホン

下見所とも呼ばれるパドックで、間近に感じる競走馬は迫力満点!出走馬は馬番と呼ばれるゼッケンを付けているので、応援したい馬を見つけるのも簡単。さらに、騎手服の特徴を覚えれば、お気に入りの騎手をすぐに見つけられるから、競馬がもっと楽しくなります!

パドック

パドック

次のレースに出走する競走馬たちが、パドックをゆっくり周回します。ここで競走馬を観察し、調子をチェックしましょう。競走馬たちはとてもデリケートなので、カメラのフラッシュ大声を出してしまうことは、絶対にしないよう気をつけましょう。

Q

パドックでは何を見たら良いの?

初心者でも分かりやすく調子の良い馬を見分けられる3つのポイントがこちら!

CHECK POINT 1

パドックで外側を周回している馬

CHECK POINT 2

首・背中・お尻のラインが水平で周回している馬

CHECK POINT 3

同じリズムでイキイキと周回している馬

Q

他にも見るべきところはあるの?

もちろんあります!
馬の調子を見分ける方法を部位別にご紹介。
これが分かるようになったら、初心者卒業かも!?

❶トモ(後脚)の肉付き

ダート競馬は、力を要するため、ガッシリした体格が好まれ、腿の筋肉の張りがあるのが良い馬とされます。

❷歩様(ほよう)

パドックを周回しているときの後脚の踏み込みが注目点です。グイグイと力強く歩き、踏み込みの深い馬が好感を持たれています。踏み込みの深い馬は、時として前脚を自分で蹴ってしまうために、その踵の部分がこすれている点からも判定できます。また、お尻の方から見て、後脚がスーっと前に出ていく馬が好まれています。ただし、以上の点は一般論であり、決して歩様が良いとはいえないような馬が勝つことも多々あります。

❸背

馬が太目な場合、腹の下部や脇腹がたるんでいる印象を与えます。ただし、これはその馬特有の体形だったりする場合もあります。そのような時、お尻のすぐ上の背中をチェックします。「背割れ」といって、はっきり割れて見える馬は、明らかに太すぎると判断できます。

❹胸前の肉付き

通常、馬は後脚の蹴る力で走っていると考えられていますが、前脚の掻き込みで走るタイプの馬もいます。胸前に筋肉の付いている馬は、ダート競馬では理想的で、掻き込みが強いといえます。

❺首差し

首が立っている馬や首の低い馬がいます。走るときには首も使いますので、一般的に首の低いほうが好感を持たれます。短い距離のレースでは、あまり気にされていませんが、距離が長くなると、その傾向が顕著になります。ただし、首差しもその馬特有の体形のひとつです。

枠順と帽色

川崎競馬場では8枠制を採用しています。出走馬は色分けされた8つの枠に分けられ、騎手の帽子の色もこの枠と同じ色になっています。また帽子につけられた数字は馬番号を示しています。それぞれの出走馬は馬番号の小さい順に1枠から8枠に分かれます。出走頭数が9頭以上の場合は、外枠の8枠から順にひとつの枠に2頭ずつ入ります。
※枠順は抽選により決定

出走頭数: 14頭の場合

出走頭数: 11頭の場合

ゼッケン

競走馬は走るとき、鞍の下にゼッケンをつけて走ります。普通競走は白地に黒文字の馬番号が入ります。準重賞競走はえんじ色に白文字、重賞競走は紺地に黄文字で、片側に馬番号と競走名、反対側に馬番号と馬名・レース番号が入る特別なゼッケンを使用します。その他、新馬競走や毛色限定競走・佐々木竹見カップなど、そのレース専用のゼッケンを使用します。

騎手服の色と柄

騎手服とは、騎手がレースで着用するコスチュームのことです。川崎競馬場では、騎手自身が11種類のデザインと、赤・桃・黄・緑・青・紫・茶・ねずみ・橙・水・黒・白の12色の中から3色までを使い、色々な組み合わせを考えて決めます。騎乗する馬が変わっても騎手は常に同じ騎手服でレースに挑みます。(新馬競走や重賞競走などで馬主服を使用する場合を除きます。)

騎手服デザイン/11種

騎手服の使用可能色/12色

コース

川崎競馬場はダート(砂)のコース。1周1200m左周りで、4つのコーナーがあり、施行されるレースの距離に応じてスタート位置が変わります。

勝馬投票券(馬券)の種類

勝馬投票券とは、一般的に「馬券」のことです。勝馬投票券の種類は全部で9種類になります。

馬番号と枠については、「枠順と帽色」をご覧ください。

単勝

1着になる馬を当てる勝馬投票券。馬番号を指定して購入します。

複勝

3着までに入る馬の内、1頭を当てる勝馬投票券。ただし、出走馬が7頭以下の場合は2着までとなります。馬番号を指定して購入します。

普通馬複

1着馬と2着馬の馬番号の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券です。

馬単

1着と2着の馬番号を着順通りに当てる勝馬投票券です。

ワイド

3着までに入る2頭の馬番号の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券です。なお3着が同着の場合、3着同士の組み合わせは不的中となります。

枠複

1着馬と2着馬が入っている枠の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券です。同じ枠の2頭が1着・2着に入る場合には「8ー8」や「7ー7」などのゾロ目の組み合わせが的中となります。

この勝馬投票券は、出走馬が9頭以上の場合にのみ発売されます。

枠単

1着馬と2着馬が入っている枠を着順通りに当てる勝馬投票券です。

この勝馬投票券は、出走馬が9頭以上の場合にのみ発売されます。

3連複

1着から3着の3頭の馬番号の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券です。

3連単

1着から3着の3頭の馬番号を着順通りに当てる勝馬投票券です。

マークカードを記入して購入しよう

買い方がわからない・・・そんな悩みを解決するために、比較的簡単に買える「単勝」「複勝」「普通馬複」の購入方法を、初心者向けの基本カードを使ってご紹介!
(馬券は100円から購入できます。)

マークカードの記入例

紺色の〈基本カード〉で購入

1着を狙い撃ち!
「単勝」

川崎競馬場・第11レース
「単勝」を②番で100円購入する場合。

  • 場名欄の「川崎」をぬりつぶします。
  • レース番号欄の「11」をぬりつぶします。
  • 式別欄の「単勝」をぬりつぶします。
  • 1着・1頭目欄の「2」をぬりつぶします
    (ここでは表面の1段目を使います)。
  • 金額欄の「1」(同じ1段目)をぬりつぶします。
  • 単位欄の「百円」をぬりつぶします。

※1枚の投票カードで同一レースの同一式別を最大8点まで購入できます。

※1枚の投票カードで同一レースの2種類の式別を最大4点ずつ購入できます。

紺色の〈基本カード〉で購入

3着までに入ればOK!
「複勝」

川崎競馬場・第11レース
「複勝」を②番で100円購入する場合。

  • 場名欄の「川崎」をぬりつぶします。
  • レース番号欄の「11」をぬりつぶします。
  • 式別欄の「複勝」をぬりつぶします。
  • 1着・1頭目欄の「2」をぬりつぶします
    (ここでは表面の1段目を使います)。
  • 金額欄の「1」(同じ1段目)をぬりつぶします。
  • 単位欄の「百円」をぬりつぶします。

※1枚の投票カードで同一レースの同一式別を最大8点まで購入できます。

※1枚の投票カードで同一レースの2種類の式別を最大4点ずつ購入できます。

※出走馬が7頭以下の場合は2着までとなります。

紺色の〈基本カード〉で購入

1着と2着を順不同で!
「普通馬複」

川崎競馬場・第11レース
「普通馬複」を②番と⑨番で500円購入する場合。

  • 場名欄の「川崎」をぬりつぶします。
  • レース番号欄の「11」をぬりつぶします。
  • 式別欄の「普馬複」をぬりつぶします。
  • 1着・1頭目欄の「2」をぬりつぶします。
    (ここでは表面の1段目を使います)。
  • 2着・2頭目欄の「9」(同じ1段目)をぬりつぶします。
  • 金額欄の「5」(同じ1段目)をぬりつぶします。
  • 単位欄の「百円」をぬりつぶします。

※1枚の投票カードで同一レースの同一式別を最大8点まで購入できます。

※1枚の投票カードで同一レースの2種類の式別を最大4点ずつ購入できます。

川崎競馬場には、「基本カード」の他に「連複ながしカード」「連単ながしカード」「ボックスカード」「フォーメーションカード」の全5種類が設置してあります。

馬券の購入

  • 先に、お金を入れてください。
  • 次に、マークカードを入れてください。
  • 馬券が出てきます。
  • お釣りがある場合には「精算ボタン」を押すとお釣りが出ます。

馬券とお釣りの取り忘れにご注意ください。お困りの際は、係員呼出ボタンを押してください。

払い戻し

  • 払い戻しランプがあることを確認します。
    ※黄色の機械が払い戻し対応となります
  • 馬券を入れてください。
  • オッズに応じた金額が払い戻しされます。

POINT1

前走成績

他の競技同様、競馬にとっても前回の成績はとても重要な判断材料となります。【前走成績欄】の中でも「着順」「距離」「コース」「展開」に注目しましょう。

前走成績

コースと距離についてはPOINT2・3をご覧ください。

格付とは

南関東地区重賞競走では、SI・II・IIIと表記されます。他にも、ダートグレード競走の格付けがあり、こちらはJpnI・II・IIIと表記されます。

レース展開とは

四角で囲まれた数字はレースの「位置取り」を表しています。左から2コーナー・3コーナー・4コーナーを意味し、上記の場合、各コーナーを3・7・5番手で回り、9着でゴールしたことになります。

POINT2

コース適性

全国各地にある競馬場は、右回り・左周り、直線の長短や坂の有無など、バラエティーに富んだコースになっています。サラブレッドにも個性があり、それぞれが得意とするコースがあるんです。苦手なコースを走るより、得意としているコースを走った方が良い結果になりそうですよね!

コース適性

川崎のコースで、1着0回・2着0回・3着2回・4着以下2回を意味します。

POINT3

距離適性

サラブレッドにも得意な距離があります。人間に例えるとわかりやすく、100m走の優勝選手がマラソンを走っても、同じように優勝できる可能性は低いですよね。だから、この距離適性はとても重要なんです。ちなみに、サラブレッドは“200m毎に適性が変わる”と言われています。

コース適性

2,100mのレースで、1着1回・2着0回・3着0回・4着以下4回を意味します。