重賞レース

第25回ローレル賞(SII)

2025年11月18日 20:10発走予定

第36回ロジータ記念(SI)

レースガイド RACE GUIDE

南関東で行われる2歳牝馬重賞は2レースあり、大晦日の東京2歳優駿牝馬の前哨戦的位置づけとなるレース。GRANDAME-JAPAN2歳シーズンの1つでもある。
地方全国交流となった2011年以降、南関東所属馬(10勝、内2頭は北海道からの転入馬)か北海道所属馬(4勝)、1~3番人気で上位独占した2011年・2015年・2023年以外は全て三連単万馬券決着と牝馬重賞らしく荒れる要素が見られる。
【1着~3着馬に東京2歳優駿牝馬への優先出走権を付与】

コースガイド

4コーナーのポケットから発走し最初のコーナーまで500mあり、さほどハイペースにはなりません。差し馬にとってはカーブがきつい3コーナーでうまく立ち回ることが求められます。

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勝ち馬は3番人気と、北海道所属の重賞実績馬に注目

※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。

勝ち馬は全て5番人気以内。3番人気は複勝率80%。

 勝ち馬は全て単勝5番人気以内。1着には上位人気馬から選びたい。
 1番人気は3勝2着1回3着2回、2番人気は2勝3着4回。
 それなら3番人気が3勝2着4回3着1回で連対率70%、複勝率80%。近5年連続で馬券に絡んでおり、面白そう。
 1~3番人気で上位独占した2015年と2023年以外は全て三連単万馬券決着となっており、前述の1着馬選びがなおの事鍵となってくる。

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 3 1 2 4 40.0 % 60.0 %
2番人気 2 0 4 4 20.0 % 60.0 %
3番人気 3 4 1 2 70.0 % 80.0 %
4番人気 1 1 0 8 20.0 % 20.0 %
5番人気 1 2 0 7 30.0 % 30.0 %
6番人気以下 0 2 3 83 2.3 % 5.7 %

北海道勢が断然。地元川崎も負けていない。

 3勝2着2回3着3回、複勝率50%の北海道勢が断然。2022年は参戦が無かったが、それ以外の9回中7回で馬券に絡んでいる。ただ2頭が馬券に絡んだのは2015年のみで、2頭以上出走してきた場合はよく吟味したい。
 これに続くのは浦和所属馬で1勝2着1回3着3回と複勝率31%。
 船橋所属馬は2勝2着4回3着1回で複勝率20%だが、近4年連続連対しているので勢いに注意。
 地元川崎所属馬も負けていない。出走頭数も多いが4勝2着3回3着2回で複勝率17%なら十分だろう。
 大井所属馬で馬券に絡んだのは2023年3着の1頭のみ。

【所属別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 0 0 1 15 0.0 % 6.3 %
船橋 2 4 1 28 17.1 % 20.0 %
浦和 1 1 3 11 12.5 % 31.3 %
川崎 4 3 2 43 13.5 % 17.3 %
北海道 3 2 3 8 31.3 % 50.0 %
他地区 0 0 0 3 0.0 % 0.0 %

3枠は押さえておきたい。

 全体的に大差なく馬券に絡んでいるが、勝ち馬は3~8枠から。1・2枠は合わせて2着4回3着1回どまり。
 3枠は1勝2着2回3着4回で複勝率37%、迷ったら押さえておきたい。

【枠順別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 0 1 1 8 10.0 % 20.0 %
2枠 0 3 0 7 30.0 % 30.0 %
3枠 1 2 4 12 15.8 % 36.8 %
4枠 3 1 0 15 21.1 % 21.1 %
5枠 1 1 2 16 10.0 % 20.0 %
6枠 3 0 0 17 15.0 % 15.0 %
7枠 1 1 2 16 10.0 % 20.0 %
8枠 1 1 1 17 10.0 % 15.0 %

北海道重賞実績馬+北海道所属騎手を起用してきた馬

 ローテーションについては北海道所属馬(北海道から南関東転入緒戦だった2018年アークヴィグラスを含める)と、南関東所属馬に分けて考察してみた。
 北海道所属で馬券に絡んだ9頭中7頭はデビュー戦で勝利していた(残り2頭も3戦目までに初勝利)
 エーデルワイス賞出走馬は[4-0-3-5]。内、連対馬に限れば[3-0-1-1]。リリーカップ出走馬は[4-0-3-5]。内、3着内馬に限れば[3-0-3-3]。フルールカップ出走馬は[4-2-2-3]。内、連対馬に限れば[3-0-1-0]。
 一方、芝のレースを使っていた馬は[0-0-0-2]。
 尚、北海道所属として遠征してきた17頭の内、北海道所属騎手が騎乗した馬は[3-2-2-3]。北海道所属騎手以外が騎乗した馬は[0-0-1-6]。馬券に絡めなかった6頭の騎手には吉原寛人騎手や森泰斗騎手なども含まれている。
 南関東所属馬は、前走がトライアルの小町特別で3着以内だった馬が6頭馬券に絡んでいるが、それ以外は多種多様。
 だが2020年3着ナジャ(鎌倉記念5着)と2024年3着プラウドフレール(影武者賞1番人気10着)を除き、全て前走で3着以内に好走してここに挑んでいた。
 最後に前走までに北海道で3勝以上していた馬(転入緒戦だった2018年アークヴィグラスを含む)は7頭で、3勝2着1回3着1回(2019年プリモジョーカーは6着、2024年リオンダリーナは12着)で信頼度が高い事をつけ加えておく。

ライター:友好春

回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
24 令和6年 ウィルシャイン 牝2 本田 正重
23 令和5年 ミスカッレーラ 牝2 御神本 訓史
22 令和4年 マカゼ 牝2 矢野 貴之
21 令和3年 スティールルージュ 牝2 桑村 真明
20 令和2年 ケラススヴィア 牝2 森 泰斗
19 令和元年 ブロンディーヴァ 牝2 御神本 訓史
18 平成30年 アークヴィグラス 牝2 瀧川 寿希也
17 平成29年 ゴールドパテック 牝2 瀧川 寿希也
16 平成28年 アップトゥユー 牝2 阿部 龍
15 平成27年 モダンウーマン 牝2 阿部 龍
14 平成26年 ララベル 牝2 真島 大輔
13 平成25年 クライリング 牝2 御神本 訓史
12 平成24年 デイジーギャル 牝2 真島 大輔
11 平成23年 ドラゴンシップ 牝2 御神本 訓史
10 平成22年 オリークック 牝2 坂井 英光
9 平成21年 キョウエイトリガー 牝2 柏木 健宏
8 平成20年 ヴィクトリーパール 牝2 佐藤 博紀
7 平成19年 マダムルコント 牝2 町田 直希
6 平成18年 エイコークック 牝2 的場 文男
5 平成17年 ダガーズアラベスク 牝2 内田 博幸
4 平成16年 スコーピオンリジイ 牝2 今野 忠成
3 平成15年 ビービーバーニング 牝2 甲斐 年光
2 平成15年 マルダイメグ 牝3 的場 文男
1 平成14年 ラヴァリーフリッグ 牝3 石崎 隆之