重賞レース

第54回戸塚記念(SI)

2025年9月10日 20:10発走予定

第3回若武者賞(SIII)

レースガイド RACE GUIDE

レース名は川崎競馬場の前身である戸塚競馬場(1933~鎌倉郡戸塚町吉田、1942年に移転。1942~1950年は横浜市戸塚区汲沢町。1954年廃止)から名付けられた。
牡馬が出走できる唯一の3歳限定SI重賞。
ジャパンダートクラシックへのステップとして参戦する馬あり、同コース同距離のロジータ記念に向けコース経験として参戦する牝馬あり、春の重賞で勝ち名乗りをあげられなかった馬が秋に羽ばたくこともあり。ひと夏を越して成長した馬を見極めたい。

コースガイド

2コーナーの出口から発走し、コーナーを6回まわります。2周目の向正面でペースが上がったときに、離されずについていくことができるか。騎手のペース判断も重要になります。

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1・2番人気のいずれかを軸に、BOX買いで高配当の妙味

※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。

人気に拘らずBOX買いで高配当の妙味あり

 1番人気は4勝2着2回とまずまず。2番人気は2着2回3着2回複勝率40%で1着は無い。
 それでも1・2番人気が揃って馬券圏外となったのは2015年のみでどちらかを軸とするのが基本。
 3~5番人気は平均的に馬券に絡んでおり、人気に拘る必要はなさそう。
 6番人気以下は8頭が馬券に絡んでいるが、2頭が馬券に絡んだのは2015年と2022年の2回のみ。1着も1回のみで紐穴候補まで。
 三連単では2015年の40万2,040円を筆頭に7回で万馬券。余程の狙い馬が無いのであればBOX買いに妙味がありそうだ。

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 4 2 0 4 60.0 % 60.0 %
2番人気 0 2 2 6 20.0 % 40.0 %
3番人気 2 1 1 6 30.0 % 40.0 %
4番人気 1 1 2 6 20.0 % 40.0 %
5番人気 2 2 0 6 40.0 % 40.0 %
6番人気以下 1 2 5 76 3.6 % 9.5 %

浦和の上位人気馬、大井の人気薄に注目

 馬券に絡んだ頭数で言えば、船橋所属馬が2勝2着4回3着5回と抜けているが連対率では出走25頭で5勝2着2回(全て5番人気以内)の浦和所属馬が抜けている。
 人気薄を狙うのであれば大井所属馬。1・1・3・4・6・7・7・8・9番人気の9頭が馬券に絡んでいる。
 地元川崎は2019年にヒカリオーソが優勝しているが、出走頭数の割りに成績が振るわない。

【所属別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 2 3 4 20 17.2 % 31.0 %
船橋 2 4 5 42 11.3 % 20.8 %
浦和 5 2 0 18 28.0 % 28.0 %
川崎 1 1 1 24 7.4 % 11.1 %

上位人気に支持される牝馬がいなければ牡馬中心

 馬券に絡んだ30頭中27頭は牡馬で、牝馬は3頭(全て5番人気以内)上位人気に支持されない限り牝馬は狙いにくい。

【性別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
牡馬 8 10 9 86 15.9 % 23.9 %
牝馬 2 0 1 18 9.5 % 14.3 %

1~5枠から勝ち馬を探したい

 外枠(共に7枠)が優勝したのは2016年と2020年の2回のみで、残り8回は1~5枠の馬が優勝している。
 複勝率では内外の有利不利は見られないが、4枠は2022年に1着(1番人気)があるのみで鬼門か?

【枠順別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 2 0 1 7 20.0 % 30.0 %
2枠 1 1 0 8 20.0 % 20.0 %
3枠 2 2 1 13 22.2 % 27.8 %
4枠 1 0 0 17 5.6 % 5.6 %
5枠 2 1 1 15 15.8 % 21.1 %
6枠 0 2 3 15 10.0 % 25.0 %
7枠 2 1 1 16 15.0 % 20.0 %
8枠 0 3 3 13 15.8 % 31.6 %

黒潮盃からの転戦馬に注目

 前走が黒潮盃だった馬が11頭(2勝2着3回3着6回)で、2018年・2022年を除き毎年馬券に絡んでいる。8・10着から巻き返した馬もいるので注意したい。
 トライアルレースの芙蓉賞からは4頭が馬券に絡んでいるが、3頭は春のクラシック戦線に出走しており、残る1頭は中央からの転入馬で新興勢力とは言い難い。
 東京ダービー出走馬が16頭(5勝2着5回3着6回)しているが、出走馬の中で同レース最先着だった馬は3頭が優勝、1頭が2着、残る6頭は馬券圏外に消えており、よく吟味する必要がありそう。
 羽田盃出走馬は5勝2着6回3着2回、京浜盃出走馬は5勝2着4回3着1回。
 春のクラシック組も馬券に絡まなかったのは2018年・2022年の2回のみで、共に関東オークスから参戦した牝馬が馬券に絡んだ。
 最後に重賞未勝利馬が毎年1頭以上馬券に絡んでいることを付け加えておく。

ライター:友好春

回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
53 令和6年 サントノーレ 牡3 笹川 翼
52 令和5年 ヒーローコール 牡3 森 泰斗
51 令和4年 スピーディキック 牝3 山崎 誠士
50 令和3年 セイカメテオポリス 牡3 矢野 貴之
49 令和2年 ティーズダンク 牡3 笹川 翼
48 令和元年 ヒカリオーソ 牡3 山崎 誠士
47 平成30年 チャイヤプーン 牡3 森 泰斗
46 平成29年 カンムル 牡3 左海 誠二
45 平成28年 ベルゼブブ 牡3 山崎 誠士
44 平成27年 ミスアバンセ 牝3 矢野 貴之
43 平成26年 キットピーク 牡3 岡部 誠
42 平成25年 トラバージョ 牡3 石崎 駿
41 平成24年 アスカリーブル 牝3 今野 忠成
40 平成23年 ナターレ 牝3 的場 文男
39 平成22年 ハーミア 牝3 戸崎 圭太
38 平成21年 ブルーラッド 牡3 御神本 訓史
37 平成20年 ジルグリッター 牡3 張田 京
36 平成19年 ロングウェーブ 牡3 今野 忠成
35 平成18年 ビービートルネード 牡3 町田 直希
34 平成17年 ブルーワレンダー 牡3 的場 文男
33 平成16年 モエレトレジャー 牡3 金子 正彦
32 平成15年 ティーケーツヨシ 牡3 野崎 武司
31 平成14年 ジェネスアリダー 牡3 桑島 孝春
30 平成13年 アブクマドリーム 牡3 石崎 隆之
29 平成12年 カミスドリーム 牡4 秋田 実
28 平成11年 トッキーステルス 牡4 金子 正彦
27 平成10年 アトミックサンダー 牡4 張田 京
26 平成9年 ワイルドトルーン 牡4 石井 勝男
25 平成8年 ハネダリーディング 牡4 岩城 方元
24 平成7年 ドラールクラウン 牝4 内田 博幸
23 平成6年 ドルフィンボーイ 牡4 山崎 尋美
22 平成5年 サトノライデン 牡4 石崎 隆之
21 平成4年 ワカクサホマレ 牡4 佐々木 竹見
20 平成3年 マスコツトリオン 牡4 山崎 尋美
19 平成2年 ハセノトライアン 牡4 石崎 隆之
18 平成元年 ハクバマーチ 牝4 本間 茂
17 昭和63年 シヨウハイホープ 牡4 石崎 隆之
16 昭和62年 マルケンアキーラ 牡4 的場 文男
15 昭和61年 ヒデノキクオー 牡4 佐々木 竹見
14 昭和59年 ヨネジロウ 牡4 本間 茂
14 昭和60年 エアハート 牝4 佐々木 竹見
13 昭和58年 ボールドマツクス 牡4 山崎 尋美
12 昭和57年 フドウゴールド 牝4 川島 正行
11 昭和56年 サガミトキマサ 牡4 佐々木 竹見
10 昭和55年 トドロキエイカン 牡4 岡部 盛雄
9 昭和54年 カツアール 牡4 高橋 三郎
8 昭和53年 フクリボー 牡4 桑島 孝春
7 昭和52年 デンタルプリンス 牡4 岩本 洋
6 昭和51年 フアインポート 牡4 竹島 春三
5 昭和50年 ミツドウエー 牝4 橘 真樹
4 昭和49年 スピードパーシア 牡4 内野 健二
3 昭和48年 ウインザライン 牡4 高橋 三郎
2 昭和47年 ハクセイシヨウ 牡4 佐々木 竹見
1 昭和46年 ゴルドラツプ 牡4 岡部 盛雄