重賞レース
第23回鎌倉記念(SII)
2024年10月9日 20:10発走予定
レースガイド
2024年から1,500mから1,600mに距離が延長され、12月に行われる2歳ダート王決定戦・全日本2歳優駿と同条件で行われる事となった。
地方全国交流となった2007年以降、過去17回の勝ち馬は南関東10頭、北海道7頭。
【1着馬に全日本2歳優駿への優先出走権を付与】
コースガイド
4コーナーのポケットから発走し最初のコーナーまで500mあり、さほどハイペースにはなりません。差し馬にとってはカーブがきつい3コーナーでうまく立ち回ることが求められます。
北海道所属馬を1頭選び軸に。4勝以上馬か3戦全勝馬は信頼大
※データは過去10年分(2014~2023年)を対象にした。
軸は1・2番人気のいずれか、6番人気以下に妙味
1番人気は4勝2着2回3着1回、2番人気は2勝2着4回3着1回。2頭揃って馬券圏外に消えたのは2020年のみで、2頭ともに連対を外したのも2014年のみ。馬券の軸はいずれかとするのが良さそう。
しかし相手選びは一捻りが必要か。3~5番人気は2勝3着5回と物足りない。
それなら2勝2着4回3着3回の6番人気以下に妙味。
1・2番人気が共に3着以内となった5回は三連単4桁配当でおさまったが、どちらか1頭でも圏外に消えると三連単5桁配当に跳ね上がっている。
【単勝人気別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 2 | 1 | 3 | 60.0 % | 70.0 % |
2番人気 | 2 | 4 | 1 | 3 | 60.0 % | 70.0 % |
3番人気 | 1 | 0 | 3 | 6 | 10.0 % | 40.0 % |
4番人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0 % | 20.0 % |
5番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0.0 % | 10.0 % |
6番人気以下 | 2 | 4 | 3 | 56 | 9.2 % | 13.8 % |
北海道所属馬から1頭選ぶのが鍵
北海道所属馬が計25頭の出走ながら4勝2着4回3着1回と好成績。
北海道所属馬が馬券に絡まなかったのは2014年と2015年の2回のみだが、2014年は北海道から南関東へ転入2戦目のオウマタイムが優勝。2015年は1頭(ナイスヴィグラス、4番人気9着)のみの参戦だった。
ただ2頭が馬券に絡んだのは2022年の1回のみ。1頭を軸馬として選ぶのが良さそう。
船橋所属馬が2勝2着2回3着1回、浦和所属馬が1勝2着2回3着3回とこれに続く。
地元川崎所属馬は2勝3着5回だが、勝った2頭は4戦全勝だったポッドガイ、3戦全勝だったインペリシャブルで共に1番人気だった。
一方、3着となった川崎所属馬は3・5・7・7・8番人気。穴に一考。
【所属別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大井 | 1 | 2 | 0 | 8 | 27.3 % | 27.3 % |
船橋 | 2 | 2 | 1 | 10 | 26.7 % | 33.3 % |
浦和 | 1 | 2 | 3 | 12 | 16.7 % | 33.3 % |
川崎 | 2 | 0 | 5 | 36 | 4.7 % | 16.3 % |
北海道 | 4 | 4 | 1 | 16 | 32.0 % | 36.0 % |
他地区 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0 % | 0.0 % |
牡馬が断然
勝ち馬は10頭全て牡馬。
牝馬は2着1回3着2回と劣勢。余程の能力を備えた馬でない限り厳しいか。
【性別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 10 | 9 | 8 | 69 | 19.8 % | 28.1 % |
牝馬 | 0 | 1 | 2 | 16 | 5.3 % | 15.8 % |
外枠有利。4枠は恵まれず
馬券に絡んだ数では外枠が有利だが、連対率・複勝率では2.3枠も負けてはいない。
勝ちこそないが複勝率が50%に達している5枠は押さえておきたい。
4枠は3着2回のみと狙いにくい。
【枠順別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 1 | 1 | 8 | 10.0 % | 20.0 % |
2枠 | 2 | 2 | 0 | 6 | 40.0 % | 40.0 % |
3枠 | 1 | 2 | 0 | 8 | 27.3 % | 27.3 % |
4枠 | 0 | 0 | 2 | 12 | 0.0 % | 14.3 % |
5枠 | 0 | 3 | 4 | 7 | 21.4 % | 50.0 % |
6枠 | 2 | 1 | 1 | 14 | 16.7 % | 22.2 % |
7枠 | 3 | 0 | 1 | 14 | 16.7 % | 22.2 % |
8枠 | 2 | 1 | 1 | 16 | 15.0 % | 20.0 % |
前走好走馬、特に4勝馬か3戦全勝馬は信頼大
馬券に絡んだ30頭中、前走1着だった馬が19頭。
逆に前走が5着以下だった馬は3頭(内2頭は前走が重賞or準重賞だった)のみでいきなりの巻き返しは期待しづらい。
トライアルの若武者賞3着以内からの転戦馬が2勝2着1回3着4回と7頭馬券に絡んでいる。
それまでの実績を見ると(北海道・南関東所属馬に限る)4勝馬は5頭が出走し、3勝3着2回4着以下なし、3戦全勝馬は4頭が出走し、1勝2着2回3着1回4着以下なしと信頼出来るが、4戦以上しての3勝馬は北海道所属馬が5頭で1勝2着1回、南関東所属馬が11頭で2着1回3着1回と信頼度はいまひとつ。2戦全勝馬も6頭で1勝2着1回と物足りない。
森泰斗騎手が4年連続(2・3・4・7番人気)で馬券に絡んでおり好相性。騎乗してきたら押さえておきたい。
ライター:友好春
金子正彦
1962年11月12日 神奈川県出身。
1979年に川崎競馬で騎手デビューし16,482戦1,227勝を挙げて2017年3月に引退。重賞勝ちは東京ダービー(サイレントスタメン)、浦和記念(モエレトレジャー)、桜花賞(ミライ)、ハイセイコー記念(ソルテ)など11勝。
引退後は競馬ブック南関東版でコラム、週刊競馬ブックにて重賞回顧等を執筆。
中川明美
競馬ブック南関東担当記者。
新聞紙面にてコラム『南関こんしぇるじゅ』、週刊競馬ブックで『NANKAN通信』、競馬ブックWEBにて『南関あらうんど』等を執筆。週刊競馬ブック南関東S重賞本誌担当。
グリーンチャンネルにて『アタック地方競馬』『ダート競馬JAPAN』に出演中。
金子正彦
1962年11月12日 神奈川県出身。
1979年に川崎競馬で騎手デビューし16,482戦1,227勝を挙げて2017年3月に引退。重賞勝ちは東京ダービー(サイレントスタメン)、浦和記念(モエレトレジャー)、桜花賞(ミライ)、ハイセイコー記念(ソルテ)など11勝。
引退後は競馬ブック南関東版でコラム、週刊競馬ブックにて重賞回顧等を執筆。
中川明美
競馬ブック南関東担当記者。
新聞紙面にてコラム『南関こんしぇるじゅ』、週刊競馬ブックで『NANKAN通信』、競馬ブックWEBにて『南関あらうんど』等を執筆。週刊競馬ブック南関東S重賞本誌担当。
グリーンチャンネルにて『アタック地方競馬』『ダート競馬JAPAN』に出演中。
回数 | 施行年 | 馬名 | 性・年齢 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
22 | 令和5年 | サントノーレ | 牡2 | 服部 茂史 |
21 | 令和4年 | ヒーローコール | 牡2 | 左海 誠二 |
20 | 令和3年 | シルトプレ | 牡2 | 笹川 翼 |
19 | 令和2年 | リーチ | 牡2 | 本田 正重 |
18 | 令和元年 | インペリシャブル | 牡2 | 矢野 貴之 |
17 | 平成30年 | ミューチャリー | 牡2 | 御神本 訓史 |
16 | 平成29年 | リコーワルサー | 牡2 | 森 泰斗 |
15 | 平成28年 | ストーンリバー | 牡2 | 井上 幹太 |
14 | 平成27年 | ポッドガイ | 牡2 | 矢野 貴之 |
13 | 平成26年 | オウマタイム | 牡2 | 繁田 健一 |
12 | 平成25年 | ニシノデンジャラス | 牡2 | 今野 忠成 |
11 | 平成24年 | インサイドザパーク | 牡2 | 左海 誠二 |
10 | 平成23年 | ニシノファイター | 牡2 | 小国 博行 |
9 | 平成22年 | キスミープリンス | 牡2 | 戸崎 圭太 |
8 | 平成21年 | ナンテカ | 牡2 | 坂井 英光 |
7 | 平成20年 | ノーステイオー | 牡2 | 左海 誠二 |
6 | 平成19年 | ヴァイタルシーズ | 牡2 | 左海 誠二 |
5 | 平成17年 | カネショウマリノス | 牡2 | 今野 忠成 |
4 | 平成16年 | エスプリフェザント | 牡2 | 久保 勇 |
3 | 平成15年 | トキノコジロー | 牡2 | 山田 信大 |
2 | 平成14年 | パレガルニエ | 牝2 | 今野 忠成 |
1 | 平成13年 | ジェネスアリダー | 牡2 | 桑島 孝春 |